【ルイジアナ州ニューオーリンズ10日(日本時間11日)発】WWEのロウ大会で、ロンダ様が窮地に陥った。

 元UFC女子世界バンタム級王者でロウ女子王者のロンダ・ラウジー(31)は、PPV大会「ヘル・イン・ア・セル」(16日、テキサス州サンアントニオ)で前王者アレクサ・ブリス(27)の挑戦を受ける。挑戦者は、先週の大会でロンダの盟友ナタリア(36)をアームバーで仕留める挑発行為に出ていた。この日、ロンダはナタリア、アレクサはミッキー・ジェームス(39)を従えて最後の前哨戦を行った。

 開始早々からナタリアが集中砲火を浴びてしまい、タッグ戦に慣れていないロンダはアレクサの場外攻撃で左ワキ腹を痛めてしまう。その後も蹴りを受けて一時は防戦一方に。最後は背負い落としから必殺のアームバーでミッキーを葬ったものの、ここまで弱々しい表情を見せるのは初めてだった。

 試合後も前王者はロンダのワキ腹に蹴りを一発。、最強女王は負傷箇所を押さえてリングにうずくまった。8月31日の大阪公演に続いて快勝防衛かと思われたロンダだが、思わぬ形で暗雲が垂れ込めてしまった。