【フロリダ州オーランド7日(日本時間8日)発】WWEのスマックダウン(SD)大会が行われ、真夏の祭典「サマースラム(SS)」(19日、ブルックリン)のSD女子王座をめぐる戦いが一気にヒートアップしてきた。

「SS」では王者カーメラ(30)が、ベッキー・リンチ(31)、女王様シャーロット・フレアー(32)とのトリプルスレッド戦に臨む。この日は王者が本部席で偉そうに視察する前で、挑戦者組はおしゃべりな小娘軍団アイコニックス(ペイトン・プレイス、ビリー・ケイ)と対戦した。

 シャーロット組はタイトルを争う関係とは思えないほど流れるような連係で試合を支配し、最後は女王様が必殺のフィギュアエイトでペイトンを葬った。試合時間わずか3分強の圧勝。カーメラは悔しそうに本部席でベルトを掲げ、王者のプライドを誇示するのが精一杯だった。

 実は試合前、シャーロットは自分が割り込む格好でトリプルスレッド戦になったことを素直に謝罪。勝利後も正々堂々戦うことを誓い合った。スポ根マンガのように王座奪取に燃えるシャーロット&ベッキーとは対照的に、ヒモ男を失ったカーメラはいよいよ孤立無援となり、王座転落は時間の問題となった。

 またSDタッグ王座挑戦者決定トーナメント決勝戦はニュー・デイ(ビッグE、コフィ・キングストン)とザ・バー(シェイマス、セザーロ)が激突。コフィがセザーロをミッドナイト・アワー(合体式フェイスバスター)で沈め、ニュー・デイが大逆転勝利。試合後はパンケーキが飛び交うやかましい祝勝会が開催された。ニュー・デイは「SS」で王者組のブラジオン・ブラザーズ(ハーパー&ローワン)に挑戦する。