世界最大のプロレス団体・WWEの日本公演最終日(30日、東京・両国国技館)、左足負傷で無念の欠場となった“ロックスター”中邑真輔(38)が千両役者ぶりを見せつけた。

 中邑の欠場に伴い、メインは3WAYのWWE王座戦(王者AJスタイルズVS挑戦者ダニエル・ブライアンVS挑戦者サモア・ジョー)に変更(当初は中邑を加えた4WAY)。試合終盤にジョーがAJをコキーナクラッチで捕らえたところで、中邑が乱入。前日(29日)の欠場あいさつでジョーに襲撃されていた中邑は、その報復とばかりに金的攻撃を決め、AJの勝利をアシストした。

 試合後のリングでは中邑に加えAJ、カール・アンダーソン、ルーク・ギャローズと元新日本プロレスの4人が一堂に会した。マイクを握った中邑は「次回、日本に来るときはこのベルト(WWE王座)を巻いて、再びこの両国のリングで試合をしたいと思います。WWEがまた日本に来るとき、WWEユニバースの皆さん、この両国国技館に『Come On!!』」と絶叫。最後は観衆と「イヤァオ!」の大合唱で、日本公演を締めくくった。