【アーカンソー州ノースリトルロック11日(日本時間12日)発】WWE・ロウ大会で、UFC殿堂入りを果たした元同世界女子バンタム級王者ロンダ・ラウジー(31)が、ロウ女子王者ナイア・ジャックス(34)から鮮やかな“一本勝ち”を奪った。

 ロンダはPPV大会「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」(17日、シカゴ)でナイアに挑戦。9日には女子史上初のUFC殿堂入りが決まったばかりとあって、自信満々で王者とのトークショーに臨んだ。王者に「あなたはまだ王者の器じゃない。私が勝って『地球上で一番強い女』の称号をもらうわ」と迫られても微動だにしない。

「器じゃない? 17歳の時も五輪は無理と言われた(その後に北京五輪で米国女子柔道初の銅メダル獲得)。UFCでもメインは無理と言われたけど、PPV視聴者数や観客数で新記録をつくったわ。アイム・ロンダ・ラウジー!」

 挑戦者とは思えない堂々たる態度に怒ったナイアは、183センチ109キロの巨体に全力を込めてヘッドバット。しかしロンダはすぐに立ち上がるや、左腕に飛び付いて必殺のアームバーに移行。抱え上げて逃げようとした王者だが、腕が伸びきるとたまらずにタップ。番外戦ながらロンダ様が圧巻の強さを披露し、プロレス2戦目での戴冠をアピールした。