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世志琥が1年ぶり復帰戦 高橋奈七永との死闘制す「プロレスは最高です!」


師匠・高橋奈七永(左)との闘いを制した世志琥

 世Ⅳ虎改め世志琥(よしこ=22)が7日、女子プロレス「シードリング」の東京・後楽園ホール大会で、1年ぶりの復帰戦を行った。師匠・高橋奈七永(37)との一騎打ちでは厳しい洗礼を浴びながらも、20分を超える死闘を制し、復帰戦を白星で飾った。ファンそして選手からも温かく迎えられ、早くも完全復活を印象づけた。

 

 黒とシルバーのガウンをまとい、黒を基調とした新コスチュームに身を包んだ世志琥が登場すると、会場からはあふれんばかりの大「世志琥」コールが湧き起こった。極度の緊張からか口を一文字に結んでいたが、わずかに表情が緩む。そして万感の思いでリングに立つと、客席に向けて深々と頭を下げた。

 

 高橋から差し出された握手を拒否すると、いよいよ運命のゴング。まるで自らを鼓舞するかのように髪を引っ張り合うと、ショルダータックル合戦でも一歩も引かない。だが、相手は容赦なかった。顔面を蹴り上げられ、重いエルボーでダウンも喫した。

 

 それでも、らしさ全開でラクダ固めを指にかみついて脱出すると、お返しとばかりに顔面ウオッシュ。15分過ぎにはダイビングセントーンも成功させた。最後はトップロープからのダイビング攻撃を狙った高橋をカウンターのラリアートで迎撃。20分46秒、見事3カウントを奪ってみせた。

 

 試合後、リング上で号泣しながら高橋に土下座した世志琥は「プロレス最高です! まぐれかもしれないけど、この結果はすごいデカイんです」と口にした。

 

 昨年2月22日、女子プロレス「スターダム」の後楽園大会で行われた安川惡斗(あくと=29、引退)との試合が”凄惨マッチ”になり、この騒動によって5月31日付で現役の引退を発表。6月14日に引退セレモニーを行った。だが昨秋にプロレスへの思いが再燃。2月1日付でシードリングに入団し、遠征先のミャンマーで現役復帰を正式に表明した。

 

 試合後は中島安里紗、Sareee、山下りなの3選手から対戦表明されるなど、選手たちからも復帰を歓迎された。「こういう瞬間を待っていたんですよ。ここからつながる道ができた」と初めて笑顔を見せた世志琥は、早くも次なる戦いを心待ちにしていた。

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