【スターダム】岩谷麻優がカイリに感謝こめ王座奪回の誓い

2018年02月23日 16時30分

復帰早々の王座戦が決定的な岩谷

 女子プロレス「スターダム」のアイコン・岩谷麻優(25)が22日、至宝奪還にかける思いを激白した。4月1日名古屋国際会議場大会ではワールド王者トニー・ストーム(22)への挑戦が決定的で、ここでの王座返り咲きを責務とした。長期欠場中には「引退」も考えたという団体唯一の旗揚げメンバーは、再びトップに立つことで海の向こうから支えてくれた元盟友の思いに報いる決意だ。

 18日の後楽園大会で岩谷は、今年初来日を果たしたワールド王者のストームに4・1名古屋大会での挑戦を表明。王者も快諾し、タイトル戦は確実となった。同会場は昨年9月24日に左ヒジを脱臼し、ベルトを手放した因縁の場所。「私が赤と白(ワールドとワンダー王座)を同時に巻いたのは、過去の話になっている。だから物語の続きを紡がなきゃいけない」とマイペース娘にしては珍しく、悲壮な覚悟を明かした。

 約4か月の欠場中には過酷な現実を突き付けられた。「私がいなくてもスターダムは成り立っていた。いなくても変わらないなら、自分はもう必要ないのかなって」。会場を訪れると、紫雷イオ(27)を中心にしたいつも通りの光景があった。

 しかも試合中のアクシデントがトラウマになり、左腕を切り裂かれる夢を見ては、汗だくで目覚めたことも一度や二度ではなかった。「プロレスをやめて、もう一つの夢だったトリマー(ペットの美容師)を目指そうと考えたこともあった」と第2の人生を視野に入れたこともあった。

 そんな時、WWEで活躍する元スターダムのカイリ・セイン(29=宝城カイリ)からSNSを通じて「体が強い麻優さんなら誰よりも早く治ると信じています。今はゆっくり休んでください」とのメッセージが届いた。「ありがたかった。団体の苦しい時期を一緒に乗り越えた仲間だし、宝ちゃん(カイリ)も海外で頑張っているので負けていられない」と気持ちを奮い立たせ、1月21日の復帰から早々とタイトル挑戦にこぎ付けた。「ケガがなければ、今の私は防衛戦をやっていた。そう考えても、私が取り返さなきゃ」と岩谷。元盟友への感謝の気持ちを込め、約半年ぶりの王座奪取を必ず成し遂げてみせる。