女子プロレス「センダイガールズ」の“横綱”こと里村明衣子(38)が16日、スターダムのワールド王者トニー・ストーム(22)に寝技決着を予告した。

 ストームの希望により、18日のスターダム後楽園大会ではノンタイトルで初の一騎打ちに臨む。対戦を受諾した理由について「彼女の寝技を見て『これは負けず嫌いだな』って感じたことですね。序盤は寝技で観衆を沸かせることができる。まだ22歳なのにすごい。ほとんどの女子レスラーは3分以内にロープに振るのに」と賛辞を交えて説明した。

 昨年12月24日の後楽園大会で初めてタッグを組んだ際、ストームが披露した英国伝統のランカシャーレスリングに目を見張った。里村が10代のころあこがれた“人間風車”こと故ビル・ロビンソンさんの考えに通じるものを感じたのだ。そのため「見た目は現代風なのに伝統を重んじている選手だなと。ここはあえて寝技で勝負したいと思います」と対抗心を燃やした。実力者同士による注目の一戦は、息をのむ攻防が繰り広げられそうだ。