女子プロレス「スターダム」のワンダー・オブ・スターダム王者の紫雷イオ(27)が12日、主力勢に同王座(白ベルト)への挑戦を厳命した。

 18日の後楽園大会では渡辺桃(17)を相手に6度目の防衛戦に臨むが、これまでの挑戦者は4人が外国人。日本人の挑戦者はHZK(20)と次回の渡辺だけで、いずれもイオが率いるユニット「クイーンズ・クエスト(QQ)」の後輩という現状だ。

 そのため「ほかのヤツらは何してるの? 特に赤と白の2冠王になったと浮かれているうちにヒジを脱臼して欠場になって、復帰したと思ったら『タッグに挑戦する』とシングルから逃げている人! スターダムの人気ナンバーワンだってチャラチャラして、リーダーと言いながらシングルに挑戦してこないヤツ!」と吐き捨てた。

 イオが糾弾するのは1月に長期欠場から復帰して18日にタッグのゴッデス王座に挑戦する岩谷麻優(24)と、大江戸隊を率いる花月(25)の2人だ。さらに同大会ではワールド王者のトニー・ストーム(22)がセンダイガールズの里村明衣子(38)とノンタイトル戦で一騎打ちするが、この2人に対しても「挑戦してきてくれるならやりたい」と早期の王座戦を呼び掛けた。

 腰を上げない主力勢に当てつけるように「QQだけは切磋琢磨して、スターダムの未来を背負う覚悟があることをこのタイトル戦で証明する」とイオ。白王座戦線を一気に活性化させる。