女子プロレス「スターダム」は7日、東京・後楽園ホール大会(18日開催)で、タッグのゴッデス・オブ・スターダム選手権の開催を発表。王者の花月(25)、木村花(20)組に岩谷麻優(24)、中野たむ(年齢非公表)組の挑戦が決まった。

 都内で行われた調印式で極悪ユニット「大江戸隊」の王者コンビは、ワインボトルを手に酩酊状態で登場。花月に至ってはネクタイをハチマキ状態にしている。いまどき会見場から程近い新橋近辺にもこんなサラリーマンの姿はなく、もはやドリフのコントでしか見たことがない光景だ。

 タチの悪い2人は「ヒック。あれ? 社長、ここで何してんのよ? ここ、ウチですよ。警察呼びますよ〜」と立会人を務めたロッシー小川社長(60)を「不審者」呼ばわりする始末だった。

 そんな王者組に冷たい視線を送った岩谷は「左ヒジの脱臼から復活して、まだ3試合しかしてないから早いんじゃないかと言われるけど、トップに上りつめるには挑戦しないと始まらない。紫雷イオ以来のパートナーが見つかったので、2人でベルトを取りたい」と語気を強めた。

 一方、大江戸隊を強制脱退となったことで正規軍入りし、早くも古巣ユニットと対戦することになった中野は「私は大江戸隊が大好きでした。実力も実績もないのは重々承知しているけど、チャンスを与えてくれた麻優さんにも大江戸隊にも恩を返したい」と一人だけ真面目にコメントした。

 また〝ビジュアル系〟で売っている花も、この日は完全に出来上がっており「なぜ酔っ払っているかというと、たむちゃんのこと大好きだったんだよ。私たちがどれだけ新メンバーを優しく受け入れても、こうやって離れていくんですよ。みんなそう。ヒック。こんなモヤシ(岩谷)を選ぶと思わなかった。ガッカリだ。こんなもやしと裏切りババアは酔っ払ってても勝てる。ヒック」。こう吐き捨てると、王者コンビは「ロッシーのツケで、もう一軒行くぞ」と千鳥足で新橋方面に消えた。