【スターダム】SWA世界女子王者トニー・ストーム ブロンド美女の中身は「模範生」

2016年11月03日 16時30分

“超獣”ブルーザー・ブロディばりのポーズで相手を挑発するストーム

 女子プロレス「スターダム」の外国人エース候補として大きな期待を集めているのは、SWA世界女子王者のトニー・ストーム(21)だ。

 

 ニュージーランド生まれのオーストラリア育ちで、なんと13歳でプロレスデビューを果たした。2年前に一家で英国に移住すると、欧州スタイルのレスリング技術を身につけて急成長。その評判はスターダム社長・ロッシー小川氏(59)の地獄耳にも届いた。

 

「プロモーターから『若くていい選手がいる。将来はWWEに行くような選手』と聞いた。初めからそういう目で見ていました」(小川氏)

 

 今年5月の欧州遠征で実際に試合を見て、潜在能力の高さに驚いた。ストームも「スターダムの試合に出たい」と熱望して、7月10日新木場大会からの出場が決まった。試合内容はもちろん、モデルばりのルックスも注目を集めた。人気選手のバロメーターでもある試合後のツーショット写真撮影会でも、初来日直後から上位に食い込んだ。

 

 リング上でも結果を残した。スターダム初の大阪ビッグマッチとなった7月24日のエディオンアリーナ大阪第2競技場大会では、エースの紫雷イオ(26)を撃破してSWA世界女子王座を奪取。さらにプロレスに対するストイックな姿勢は、団体でも「模範生」となった。来日中は合同練習以外でも頻繁にジムに通い、プロレスオンリーの生活を続けた。そんな姿に心を打たれた小川氏は、ストームを10月2日付で団体の所属選手とした。

 

 根底にはハングリー精神がある。母親が女手一つで育ててくれ、コスチュームは今でも母親の手作りというから、泣かせる。母親のためにもプロレス界で成功したいという野望がある。現在はドイツの「wXw」に参戦中で、再来日は来年2月の予定。ストームは「スターダムは世界でも一番の女子プロ団体で、最高峰の選手と戦える。このベルトを欧州で防衛し続けて、王者として日本に戻ってきます」と誓っている。

 

 小川氏も「スターダムの中心選手として、他の日本人選手とは違う世界観を作ってほしい。来年はもちろん団体のエースになる可能性があります」と期待をかける。若きブロンド美女が、次代の日本女子プロレス界をけん引しそうだ。

 

☆トニー・ストーム 1995年10月19日、ニュージーランド・オークランド出身。2009年10月9日に13歳でオーストラリア・ゴールドコーストでのブランディ・アレクサンダー戦でデビュー。鍛え抜かれた下半身が武器で、得意技はヒップアタックとギロチンドロップ。168センチ、65キロ。好物は「うまい棒」。