【スターダム】焦る元4冠王…イオ無冠の危機

2016年10月05日 16時30分

小川社長(中)をはさんでポーズを取るイオ(左)と美闘

 女子プロレス「スターダム」のワールド・オブ・スターダム王者、紫雷イオ(26)が、いよいよ窮地に追い込まれた。

 

 同王座V7戦(30日、後楽園ホール)の調印式が4日に都内で行われ、イオは挑戦者の美闘陽子(29)と同席。だが2人の表情は明暗がクッキリと分かれていた。6月に約4年ぶりの現役復帰を果たすとわずか3か月でリーグ戦「5★STAR GP」を制覇して、挑戦権を得た美闘が「キックが当たれば1発で流れを変えられる。ベルトをものにしたい」と笑みを浮かべたのに対し、王者のハスキーボイスはいつも以上に低音だった。

 

「ここで(王座を)失ったらエース転落と言われかねない。今の相手は勢いも人気も、期待感もあるし…焦りはありますよね」。言葉通り、明らかに余裕のなさがうかがえた。6月には4冠王(ワールド、ゴッデス・オブ・スターダム、アーティスト・オブ・スターダム、SWA世界)に君臨するも、わずか4か月でこの赤いベルト1本だけになってしまったからだ。

 

「体調の問題や(尾骨)手術もあったけど、実力不足。1本(ベルトを)失うと気持ちにスキが出てしまい、それが結果に出ている」と原因を分析するも、無冠すら目前となった今では後の祭りだ。「自分に覇気がないぶん怖い部分も出し切って、たとえ悪者になろうとベルトを死守するしかないですね…。全部出し切るか、空回りするか、二つに一つ」とイオ。エース復権を狙い、イチかバチかの勝負に出る。