女子プロレス「スターダム」のワンダー・オブ・スターダム選手権(5日、東京・新宿フェイス)は、王者の宝城カイリ(27)が米国産美女のチェルシー(22)を撃破して2度目の防衛に成功した。

 腕攻めに苦しんだ王者だが、大「カイリコール」の後押しを受けて蘇生した。鉄人・小橋建太(49)ばりのマシンガンチョップを入れると、最後は痛めつけておいた腰にダイビングエルボーをお見舞い。1年前に敗れた借りを返した。尾骨の手術のため欠場中のエース・紫雷イオ(26)不在の大会で、見事メーンを締めくくった王者は観衆に向けて「アイ・ラブ・ユー!」を連呼した。

 8日にはIGFの上海大会に初出場し、ジャングル叫女(25)と対戦する。ゲノムファイター入りすることになった宝城は「IGFといえばアントニオ猪木さん。レジェンドで歴史を作った方とかかわれることがうれしい。猪木イズムを吸収して今後に生かしたい」と語った。この勢いのまま、連覇がかかるスターダム版G1「5★STAR GP2016」(21日、新木場で開幕)に突入するつもりだ。