元WWE戦士のKAIRI(33)が、スターダムのワンダー王者・上谷沙弥(25)を〝公開説教〟だ。

 30日の大田区大会では高橋奈七永と再結成した「七海里」で、上谷&レディ・Cに快勝。試合後、おもむろにマイクを握り「上谷沙弥、私は先走らない。今ここにいるパートナー、対戦相手、そのことに全力で集中してる」と切り出すと「私の名前を出されて、対戦してきた選手はどんな気持ちになる? これまでの白いベルトの相手と心から向き合ってないから、悲しみがベルトにたまって白いベルトが泣いてるよ」と訴えた。

 上谷は5月に行われたMIRAIとのV6戦前から、KAIRIとのタイトル戦を熱望。7月のスターライト・キッドとのV7戦前もKAIRIに視線を向けたため、キッドは批判の意味を込めて「先走るな上谷」なる技を開発していた。

 そんな上谷の〝先走り体質〟に我慢がならなかったようで、KAIRIは「対戦相手に心から向き合ったのか? 私はそう感じない。キッドの涙、MIRAIちゃんの悲しそうな顔。試合後の対戦相手の表情を見てたら分かる」と言い放った。

 ただし、パートナーの高橋がワールド王者・朱里への挑戦を表明したことにも背中を押され、宝城カイリ時代に第8代王者として君臨したKAIRIも決意が固まった。

「5年前に白いベルトとはお別れしたけど、呼ばれてる。私の挑戦受ける?」と問いただすと、上谷は「いま8度防衛して、あなたの防衛回数と並んでいます。私はあなたを倒して超えてみせる!」と号泣しながら承諾。注目の戦いとなりそうだ。