女子プロレス「スターダム」の闇の黒虎ことスターライト・キッドが、前日にデビューを果たした期待のルーキー・天咲光由(あまさき・みゆ=19)に洗礼を浴びせた。

 両者は12日の極悪軍団「大江戸隊」と「クイーンズ・クエスト(QQ)」の5対5綱引きマッチ(東京・ベルサール高田馬場)で激突。デビュー2戦目でメインを務めた天咲が、いきなりドロップキックやエルボーで〝先制攻撃〟を仕掛けたが、キッドは「なめんじゃねえ!」とキックを入れて即座に反撃する。その後も果敢に攻める19歳に対し、黒虎は強烈なエルボーやムーンサルトプレスでダメージを与え、最後はテキサスクローバーホールドで勝利を収めた。

 力の差を見せつけたキッドは「大江戸隊が最後、勝ったぞ。まあ、これは当たり前の結果といったところかな」と納得の表情。続けて敵軍に向けて「おい、QQ。お前らさ、本当早く解散したほうがいいよ」と語気を強めた。

 ただし、この日は自身が白星を挙げたものの、2勝2敗1分け。リングから引き揚げた後は「引き分けか」とした上で「まあ、今日の続きはまたどこかでってところかな。うちらはうちらで引き続き暴れさせていただきたいと思います」と不敵な笑みを浮かべた。

 一方の天咲は「今日は私のせいで負けてしまって本当にすみませんでした」と謝罪。それでもAZMからは「今日は光由のせいなんかじゃない。引き分けだから」と言葉をかけられた。