女子プロレス「スターダム」のリングに1年8か月ぶりに葉月(23)が電撃登場したことで波紋が広がっている。

 29日の汐留大会のリングに現れた葉月は「自分がいなくなってからのスターダムは外から来た選手が活躍していて、正直悔しい」とし「今のスターダムに刺激を与えに来ました。現状打破したい勇気ある人、名乗り出てくれるのを待っています」とぶっ放した。

 葉月は2019年12月24日の後楽園大会で引退。だがセレモニーで「こういう不本意な引退はしたくなかった」「スターダムのことは大嫌いだけど、大江戸隊と葉月のことを応援してくれた皆さんのことは大好きです」と口にしたことで団体側との確執がささやかれていた。

 ファンの間では歓迎の声がある一方で「ツバ吐いて去っていった経緯が経緯だけにね。サラッと復帰というのはかっこ悪い」「こんなに早く戻るならやめなきゃいい。お客さんは引退すると思って遠くからお金払って見にきてたのに。大仁田(厚)と同じ」と批判的な声もあった。

 また汐留大会には出場していなかったものの、ジュリア(27)はインスタライブで葉月について言及。「ビックリした。社会に出て通用しなかったんだと思う。引退してすぐにコロナ禍になって、思ってたのと違ったと思うんですよ。スターダムは給料もいいし、お金をもらえる団体。普通に仕事は無理だろうな、そのうちプロレスに復帰するんだろうなと思っていたから、意外と帰ってくるのが早いなと」と語った。

 ジュリアがスターダムに移籍し、最初の試合となった19年12月8日の新木場大会で対戦したのが葉月だった。「レスラーぽいんじゃないですか。だから、すげえ楽しみだなって。スターダムはだいぶ変わったから、試合ができるなら楽しみ」とリング上での再会を心待ちにした。

 ロッシー小川エグゼクティブプロデューサーは本紙の取材に「過去あったことは過去として、やり直しのきかない人生はないですから。プロレスをやりたいのなら、やればいい」と受け入れる方針を示した。賛否両論が渦巻く中、復帰戦は注目を集めそうだ。