女子プロレス「スターダム」のワールド王者・林下詩美(22)が独占インタビューに応じ、思いを激白。今後の目標に加え、気になる父の〝ビッグダディ〟こと清志さんの変化、そして刺激を受けたあのベテランレスラーについても言及した。


【林下詩美インタビュー中編】

 ――王者としての目標は

 林下 防衛記録は確かイオさんの14回で、今はまだまだ(6回と)半分にもいっていない。だからそれに一歩ずつ近づいていきたいです。

 ――力の源は

 林下 表には出づらいかもしれないですけど、思いの強さですね。スターダム愛だったり、ベルトへの思い入れだったり。防衛してきた相手の分の思いも背負ってという気持ちとかが強いので、それが私を強くしてくれているともいます。

 ――父の清志さんから最近何か言われましたか

 林下 最近、すごく褒めてくれます。誰よりもファンっていう感じです。この間は「動きとかもすごくプロレスラーになったよな」って言われました。自覚のない親バカなので「試合見てても詩美がすごい輝いてるよ」みたいな。今はすごい〝詩美推し〟です。

 ――あれ? 前は推しは違いましたよね

 林下 前は、ひめかさんとか(中野)たむさんとかを「表情がいいんだよ」って言って推していたんですけど、最近はすっかり私推しです。少し認めてもらえたのかなって思います(笑い)。

 ――今後の目標は

 林下 女子プロレスと言えば林下詩美だよねっていう選手になることです。あと、夢としてはいつか(紫雷)イオさんと組むでも対戦でもいいので試合がしたいです。日本に帰ってきたら、その時に試合ができるような位置にいたいです。

 ――最近気になるマット界の動向は

 林下 棚橋(弘至=新日本プロレス)さんですね。(IWGP世界ヘビー級王座戦で)鷹木(信悟)さんに負けてしまっても、心折れずにIWGP・USヘビー級王座に挑戦表明したじゃないですか。あの姿勢って本当に尊敬します。いついかなる時も変わらぬ棚橋弘至を貫いているところが、ファンとしてもプロレスラーとしても尊敬していますし、元気をもらえますし。私も頑張ってどんどん自分から発信して頑張っていかなきゃなって思います。(後編に続く)