女子プロレス「スターダム」の朱里(32)が、ワールド王座挑戦に向け好発進した。

 10日に後楽園ホールで行われた春の祭典「シンデレラ・トーナメント」1回戦では、ユニット「ドンナ・デル・モンド」のなつぽい(25)と同門対決。握手を求めた朱里に対し、なつぽいはいきなり丸め込み技を連発し戦いの火ぶたが切られた。

 朱里は得意の蹴りを駆使して追い込んだが、なつぽいも一歩も引かずに応戦。白熱した攻防が繰り広げられ、最後は朱里がバズソーキックで激闘を制した。

 試合後は「自分は赤いベルト(ワールド王座)に挑戦表明しているので、ここで負けるわけにはいきません。必ず優勝します」と誓い、2回戦(30日、後楽園)の相手にワールド王者の林下詩美(22)を指名。

「会社の方、(詩美と)当ててください、お願いします」とした上で「赤いベルトも自分のものにします。そして〝朱世界〟の始まりにして、スターダムを刺激的な世界にします」と予告した。早くも〝前哨戦〟が実現するのか注目だ。