女子プロレス「スターダム」13日の東京・後楽園ホール大会で、ワンダー・オブ・スターダム選手権が行われ、王者・ジュリア(26)がスターライト・キッドを下してV6に成功した。

 試合は一進一退の攻防が続いたが、王者がキッドのマスクを引き裂きにかかり、様相が一転。怒りのキッドから馬乗りでの張り手を連続でもらうも、最後は強烈なヘッドバットから必殺のグロリアスバスターで沈めた。

 試合後にはマスク裂きに切れた「STARS」の面々がリングになだれ込み「ドンナ・デル・モンド」と乱闘を展開。混乱のさなか、ジュリアがキッドのマスクを完全にはいでしまった。

 マイクを握ると「おめえ頑張ってんなあ。でも頑張ってるだけじゃチャンピオンにはなれねえんだよ」と切り捨てる。続けて3月3日の日本武道館大会で髪切りマッチで対戦する中野たむを見つけるや、客席に向かい「武道館での髪切りマッチに対する賛否両論、大歓迎だよ! 私は全身全霊で試合に臨む。アイツもそうだろ? だから見届けてくれよ」とアピールした。

 バックステージでは髪切りマッチに対する否定的な声に「私はそういうの響かない。そういう人間には『生きている中で本気で夢中になったことがありますか』と聞きたい」と冷静に反応。

 中野に対しては「昨年はさんざんやり合ったけど、最近はユニットを作っただけで、ふがいない気持ちが大きい。二度と私の前に現れないよう、地獄に突き落としてやるよ」と不敵に笑い、控室に消えた。