女子プロレス「スターダム」13日の東京・後楽園ホール大会で、SWA世界王者の朱里(31)がAZM(18)を下し、3度目の防衛に成功した。
試合はハイスピード王者との2冠を目指すAZMの早い動きと、多彩なワキ固めに苦しめられる場面もあったが、要所で得意の蹴りを決めると、最後は変型サイドバスターからバズソーキックとつなぎ3カウントを奪った。
マイクを握ると「(団体10周年の)3・3日本武道館大会で私のカードが決まっていない。望むカードを言わせてください。SWA防衛戦。相手は愛弟子の小波!」と小波(24)を呼び込む。
「ずっと小波とやりたかった」という王者に対し、小波も「私は今、あなたを超えるためにここに立っています。関節地獄で朱里超えをします。ジ・エンド!」と返答し、両者の激突は決定的となった。
バックステージでは「今日、白いベルト(ワンダー王座防衛戦)と同じ日にやらせてほしいと言わせてもらってできた。注目させてSWAの価値を上げるのは私の意思なのでうれしい。プラス赤(ワールド王座)も狙ってるので、時期が来たら言います」と宣言。
かつて「REINA」でともに戦っていた小波については「離れていた時期があったが、スターダムで再会できて絆はあると感じている。いろんな思いがあるが、小波への思い、世界観を皆さんに見ていただきたい」と感慨深い表情で語った。