因縁は清算されるか、それともさらなる泥沼化か―。3月3日の女子プロレス「スターダム」東京・日本武道館大会で、〝お騒がせ女〟ことジュリア(26)と中野たむが敗者髪切りマッチで対戦することが決定的になった。

 因縁の2人による髪切り戦が浮上したのは前日6日の新宿大会だ。中野から対戦を要求されていたジュリアは、その条件として「敗者髪切りマッチ」での対決を突き付けた。ワンダー王者のジュリアは、昨年7月の同王座決定戦、10月のV1戦と続けて中野を撃破したばかり。その2戦からわずか4か月での再戦要求に見合うだけの覚悟を要求した形だ。

 その回答期限の7日、2人は新木場1stRING大会で激突。試合は中野がジュリアのパートナー・なつぽいを猛虎原爆固めで沈めた。するとマイクを持った中野は「一晩考えるまでもなかったよ。あんたとやれるんだったら、鼻の骨だろうが奥歯だろうが髪の毛だろうが何だって懸けてやる」と髪切り戦を受諾した。

 これにジュリアは「わかったよ。お前の覚悟は」とニヤリ。さらに日本武道館大会での対戦を提案し「この大会は岩谷麻優VS世志琥の同期対決、林下詩美と上谷沙弥の赤い(ワールド王座の)ベルト戦。そして髪切りマッチ。3つの中でどの試合がメインにふさわしいか、お客さんもロッシー小川も考えてみてください。私はそこに立つことを希望します」と求めた。

 だがその前に13日の東京・後楽園ホール大会でスターライト・キッドを相手にワンダー王座V6戦も控える。中野とやりあったかと思えば続いてキッドからも「髪切りマッチ? そんなの丸腰で勝手にやればいいんじゃないですか? なめんなよ?」とブチギレられたジュリア。今年もお騒がせ女っぷりは健在のようだ…。