6日の女子プロレス「スターダム」新宿フェイス大会で、ワンダー王者のジュリア(26)が、中野たむに敗者髪切りマッチでの遺恨清算を提案した。

 この日、ウナギ・サヤカの七番勝負の相手を務めたジュリアは、相手の攻撃を受け切った上でスリーパーで絞め落とし完勝。東京スポーツ新聞社制定「2020年度プロレス大賞」女子プロレス大賞受賞の貫禄を見せつけると、その試合後、ウナギのセコンドについていた中野に「お前『何でもやってやる』って言ったよな?」と不穏な言葉を投げかけた。

 ジュリアが言っているのは1月26日の高田馬場大会で、中野が発した「私があんたの首を取る。ノーDQでも電流爆破でも〝何でもやってやる〟」の言葉のことだ。この言葉をしっかり覚えていたお騒がせ女は不敵な笑みを浮かべると「お前は〝女の命〟をかけられるのか。髪の毛をかけられるのか?」と言い放つ。さすがの中野も「髪の毛? 何言ってんの?」と動揺。その様子を見たジュリアは「私はいつだって真面目にやってますよ。私たち何回もやって普通にやるんじゃ面白くないでしょ。一晩じっくり部屋の隅っこで考えて明日、答え待ってるわ」と、真剣な表情で中野に「敗者髪切りマッチ」での対戦を求め、7日の東京・新木場1stRING大会で回答するよう求めた。

 その後、中野は「(ジュリアは)髪の毛をかけたいみたいですね。でも、おかしくない? 私の方が(髪の長さが)倍あるよ? まあ、一晩考えてこいって言われたから、ニンテンドースイッチでもしながら考えるわ」と話した。リングでの戦いやSNSでのやりとりのみならず、水着撮影中の乱闘や会見でプロテインをぶっかけ合うなど昨年から場所を選ばず続く2人の抗争。いがみ、憎しみ合う戦いは、とうとう〝女の命〟をかけるところまで発展してしまうのか…。中野の返答に注目が集まる。