【スターダム】ジュリア 女子プロレス大賞の次に「赤白ベルト」の価値逆転を狙う

2020年12月17日 11時00分

ジュリア(上)はSTFで朱里を追い込んだ

 東京スポーツ新聞社制定「2020年度プロレス大賞」で女子プロレス大賞に選ばれた「スターダム」のワンダー王者・ジュリア(26)が、ベルトの価値を大逆転させる。涙の初受賞で愛する家族から後押しを受けたお騒がせ女は、団体の10周年記念大会(来年3月3日、東京・日本武道館)でメインの舞台を狙う。

 受賞の一報を受けた時は大号泣したジュリアも、2日が経過し晴れやかな表情だった。「本当にたくさんの方からの祝福をいただいたよ。LINEでも『誰だろう?』って人から連絡が来たりして」と反響の大きさに驚いたという。

 一番の応援団である家族も大喜びだった。常々連絡を取り合う仲である母の千恵美さんはもちろん、世界中で大流行しているバイクエクササイズ「フィールサイクル」のトレーナーとして活躍する弟の礼恩(れお)さんからもお祝いの電話があった。「『俺も姉ちゃんに負けてられない』って。彼は幕張メッセで何万人の前でパフォーマンスをしたこともあるのに」

 さらにプロレスを始める際、猛反対された祖母の一枝さんからも結果を残すにつれて認められるようになった。「いい報告ができるようになって、安心してくれている。今回は『出世してくれて我が家の誇り。ケガだけしないように』って言われたよ」とうれしい言葉をかけられたという。

 家族からの応援を背にさらなる飛躍を目指すジュリアが狙うのは「赤白ベルト」の価値逆転だ。これまでは赤いベルトの「ワールド王座」が格上に位置付けられてきたが、白いベルトを保持しての女子プロ大賞受賞により「私、覆したよな?『赤より白だ』とお客さんに思わせることを目標にやってきた。これで胸を張っていきたい」と語気を強めた。

 目標は来年3月に団体が初進出する日本武道館だ。「そこまでベルトをしっかり守って価値を上げきる。その状態でメインで防衛戦をやりたい」と林下詩美(22)が持つ赤いベルトに“宣戦布告”。ワールド王座戦がメインという不文律をぶち壊すつもりだ。

 16日の後楽園大会では、ワンダー王座とSWA世界王座の2冠をかけて20日のエディオンアリーナ大阪第1競技場大会で対戦する朱里(31)とタッグの前哨戦で激突。激しく火花を散らした。

「(スターダムに移籍して)1年で変われたことを証明できた。女子プロ大賞を取ったここからが始まりなので、みんなに夢を与えられるような選手になってやる」。2021年もこの勢いのまま突っ走る。