【スターダム】詩美「顔面蹴りも」11・15岩谷麻優戦へ非情の鬼化

2020年10月30日 11時00分

詩美はパワー全開でビーを担いだ

 女子プロレス「スターダム」の“ビッグダディの三女”こと林下詩美(22)が非情な鬼になる。11月15日の宮城・仙台サンプラザホール大会で挑むワールド王者の岩谷麻優(27)は、無類のタフネスさを誇る。その難敵を攻略するヒントは、ノアの“黒い蹴殺戦士”中嶋勝彦(32)にあった。

 詩美は3度目の出場となったシングルのリーグ戦「5★STAR GP」を制してワールド王座の挑戦権を獲得。王者の岩谷が3日横浜大会で朱里(31)を下し、さらに18日の後楽園大会でマーベラスの彩羽匠(27)を退けたのを見届けて挑戦状を叩きつけた。
「岩谷麻優の2戦を見せてもらったけど、すごい試合でした。まさに女子プロレスの頂点の試合。あの試合を見たら、これからのスターダムを背負う私が行かないわけにはいかないでしょう!」と初の赤いベルト戴冠に燃えている。

 問題は王者をどう打ち砕くかだ。立ち技格闘技イベント「Krush」でタイトルを取り、米UFCにも参戦経験がある朱里に一方的に蹴られ続けても、体格とパワーで勝る彩羽に雪崩式パワーボムで叩きつけられても、ゾンビのように起き上がり逆転してしまう。

 詩美は「初めはパワーで押し切れるかと思ったんですが、あの2試合を見る限り私も何かを変えないとダメだなと。私もあの人のように非情に徹しますか…」と意を決したようにつぶやいた。その人物こそが中嶋だ。相棒だった潮﨑豪(38)を裏切って無頼派集団「金剛」に加入して以降、顔面蹴りなど攻撃の非情さに拍車がかかり、シングルのリーグ戦「N―1 VICTORY」も制覇した。

「N―1での中嶋さんに感動しました。金剛に入って悪くなっちゃったけど、一番輝いてました。試合でどうしても優しいところが出てしまうのが課題なので、私も非情さを見習わないと。あのタフな岩谷さんを倒すには非情に徹するしかない。顔面蹴りもいいかも。中嶋さんとは同じタイミングで優勝したし、このまま一緒にベルトも取りたいです」

 29日の後楽園ホール大会では小波(24)をジャーマンで投げっ放し、ビー・プレストリー(24)をアルゼンチン式背骨折りで担ぎ上げるなど暴れまわった。「実はおいっ子の、ちゅぐたんに嫌われちゃったんです。顔を見るとビンタされる。だからベルトを取って振り向かせたい」。ベルトに2歳児が興味を示すかは疑問だが、詩美は気合十分だ。