女子プロレス「スターダム」18日の東京・後楽園ホール大会で、ワールド王者の岩谷麻優(27)が、マーベラスの彩羽匠(27)を下しV5に成功した。

 序盤から激しくやりあった2人だが、パワーと体格で劣る岩谷は徐々に押し込まれた。終盤には逆転を狙って仕掛けた雪崩式フランケンシュタイナーも踏ん張られて捕獲され、雪崩式パワーボムで叩きつけられて大ダメージを負ってしまう。その後も何発も重い蹴りを頭部に受け、KO寸前まで追い込まれた。

 しかしパワーボムを何度もウラカンラナで切り返すなど丸め込みでの逆転を狙い続けると、最後は彩羽がとどめを刺すべく必殺のランニングスリーを受けた瞬間に体を入れ替えて押さえ込むことに成功。試合後、彩羽と抱き合って健闘をたたえ合うと「これで1勝1敗1分け…。次はできればタッグを組みたいと思います」とラブコールを送り、彩羽も「次は組みましょう」と応じた。

 さらに岩谷は「今日は100点満点。今日は始めから丸め込みを狙っていました。だから、気付きました? ドラゴンスープレックスもムーンサルとも出してないんですよ」としてやったりだった。

 リーグ戦「5★STAR GP」覇者の林下詩美(22)から11月15日の宮城・仙台サンプラザホール大会での挑戦も表明され「仙台で会いましょう!」と受諾。「勢いがあるのはわかってます。でも、女子プロレス界のアイコン、スターダムの頂点の座を譲る気は、全くないです!」と必勝を誓った。