【スターダム】詩美悲願の初Vの影にビッグダディの”金言”

2020年09月20日 14時05分

詩美22歳の誕生日を祝福するビッグダディ(右)

 女子プロレス「スターダム」のシングルリーグ戦「5★STAR GP」は“ビッグダディの三女”林下詩美(22)が悲願の初優勝を果たした。後押ししたのが、父の“ビッグダディ”こと清志さん(55)の存在だ。尊敬する父から誕生日に授かった“金言”を胸に3年目の飛躍を狙う。

  ブルースターズ首位の詩美は、19日の後楽園大会で行われた最終公式戦で朱里(31)と対戦。時間切れ引き分けに終わるも1位突破を決め、優勝決定戦ではレッドスターズ代表のひめか(23)と激突した。連戦の影響からか序盤は押されたが、原爆固め2連発からアルゼンチン式背骨折り、トーチャーラックボムとつなぎ3カウントを奪った。

 デビュー2戦目で臨んだ2018年大会は準優勝で、昨年は右手小指の骨折で途中離脱した。三度目の正直でつかんだ栄冠だけに「本当に悔しい思いばっかりだったけど、やっと最高の夏を迎えることができました」と笑顔をはじけさせた。これで、10月3日横浜武道館大会でワールド王座をかけて戦う王者・岩谷麻優(27)対朱里の勝者に挑戦することになった。

 22歳の誕生日を迎えた14日には父の清志さんから「どんなスポーツも3年目が一番大事。スポーツで活躍する人は、みんな3年目までに大きな成果を残している。だから今年が勝負」と叱咤激励された。8月12日にデビュー3年目を迎えたばかりで、幸先よく第一歩を踏み出した形だ。

 さらに清志さんは本紙を通じ「昔『テストで、すごい点取ったよ』って帰ってきたことがあった。そしたら7点だった。それくらい勉強はできなかったけど、プロレスが大好きでずっと見てました。これからもプロレスを好きでいてほしい。そうしたら道は開けると思う」とエールを送った。

 詩美は「清志さん、いいこと言いますねえ…。7点? 取りましたよ、中3の時に」。父の期待に応えるため、次は赤いベルトをその腰に巻く。