女子プロレス「スターダム」の新ワンダー王者・ジュリア(26)が、自身が率いるユニット「ドンナ・デル・モンド」でベルトを独占する。
 26日の後楽園大会では中野たむと同王座決定戦で激突。戦前からビキニ姿で乱闘を繰り広げた怨敵をアームブリーカーによるレフェリーストップで下し、キャリア初のシングル王座を手にした。

「ジュリアにスターダムが壊されるとか心配する選手やファンがいるけどさ、私は好きにやってるだけだし、これからも好きにやるから。それが嫌ならこれを奪いに来いよ。私たちはこのままベルトを全ていただくだけ」。リーダーの勢いはユニット内にも波及する。

 すでに6人タッグのアーティスト王座をジュリア、朱里(31)、舞華のトリオで保持し、フューチャー王座を舞華が持つ。さらにこの日、朱里が岩谷麻優(27)のワールド王座に、舞華とひめか(23)がタッグの新ゴッデス王者となった林下詩美(21)、上谷沙弥(23)組に挑戦を表明した。

 ジュリアは「ベルトを独占したら、ドンナ・デル・モンド興行開催を目指すよ。出場選手? メンバーがお世話になったあの人たち。分かるだろ?」とニヤリ。「お世話になった人」といえばTAKAみちのく、TAJIRI、鈴木秀樹、青木真也とクセの強い選手ばかりだが…。ともあれ今後もお騒がせ女から目が離せそうにない。