【スターダム】岩谷 逆風をバネに圧勝

2020年03月09日 16時35分

岩谷(上)は観客不在の客席で華麗にダイブ

 女子プロレス「スターダム」が開催した8日の無観客興行(後楽園)、ワールド王者の岩谷麻優(27)が、逆風をプラスに転じた。メインで鹿島沙希(26)と、ランバージャックルール(選手が場外に落ちた場合、セコンドからリング内に押し戻される)で対戦。元パートナーとの遺恨清算マッチは、セコンドに再三にわたり介入された揚げ句、南側客席の階段から転げ落ちるなどハチャメチャな展開になった。

 それでも無観客の会場を縦横無尽に走り回り、最後は月面水爆弾で3カウントを奪取。「ウイルスが収まって会場に見に来られるようになったら、ぜひ足を運んでください!」と呼びかけた。業界に漂う自粛ムードには「レスラーという職業は、戦って、見てもらってなんぼなので」と複雑な思いでいたが、「この経験もプラスにしないと」と気持ちを切り替えた。

 昨年4月には米ニューヨークのマジソンスクエア・ガーデン、今年1月には東京ドームのリングに上がっており「それに無観客の後楽園ですよ。こんな経験したレスラー、ほとんどいないですから」と胸を張る。

 また、首やヒザに爆弾を抱える状況で過酷な防衛ロードを歩んできたため、満身創痍の体であったのは事実。そんな中で試合やイベントが中止になったことで「ここ何日かはトイレと食事以外はほとんど布団の中にいて、1日18時間くらい睡眠を取ってるので。おかげで今日は、絶好調だから圧勝できました」と図らずも完全回復に成功した。

 今後も終息の見えない不透明な状態が続くことが予想されるが、アイコンは持ち前の明るさで団体をけん引する。