【スターダム】詩美 野人・中西を継承する

2020年02月17日 16時35分

詩美はアルゼンチン式背骨折りで上谷(上)を追い詰めた

 女子プロレス「スターダム」の林下詩美(21)が、22日の新日本プロレス後楽園ホール大会で引退する中西学(53)の代名詞を継承する。

 新木場大会(16日)では、1年後輩の上谷沙弥(23)を相手にフューチャー王座のV6に成功。試合後には「赤(ワールド王座)と白(ワンダー王座)を狙っているので、もうこのベルトを持っていてはだめだと思う」と返上した。最大4本あったベルトは全てなくなったが、上谷をユニット「クイーンズ・クエスト」に加入させることには成功した。

 文字通りゼロからの再出発となる詩美の背中を押すのが中西だ。もともと憧れの存在で、パワーファイターを目指す上で「その頂点が中西さんだから、デビューするころ、よく研究していたんです」と明かす。得意とするアルゼンチンバックブリーカーも野人を参考にしたものだ。「最近、改めて中西さんを研究してるんです。私はよく『感情が表に出ない』って言われることも多いので、ああいうふうに雄たけびを上げながら暴れられるようになりたくて。それが結果にもつながると思うんですよ」

 上谷に共闘を申し入れたのもその影響だという。新日プロの大阪城ホール大会(9日)を動画配信サイトで観戦し、第3世代カルテット(中西&天山広吉&小島聡&永田裕志)の試合に感動。「若手のころから最後まで一緒に競い続けるのって、すごいなって。私や上谷の『スターダム第3世代』も切磋琢磨して、どんどん強くなりたい」と目を輝かせた。

「今までアルゼンチンイコール中西さんでしたけど、これからはアルゼンチンイコール詩美って言われることを目指して頑張ります」。大日本プロレス岡林裕二(37)ら使い手がひしめく中で、同技の第一人者を目指す。