【スターダム】王者・岩谷 地元決戦に燃える叫女に余裕の笑み

2020年02月15日 19時39分

ジャングル叫女(下)にボディープレスを決める岩谷麻優

 女子プロレス「スターダム」15日の東京・新木場1stリング大会で、ワールド王者・岩谷麻優(26)がV3戦(23日、愛知・名古屋国際会議場イベントホール)を戦うジャングル叫女(28)と激しく火花を散らした。

 2人は6人タッグ戦で激突。岩谷が鋭いキックを叩き込めば、叫女からは強烈なラリアートでお返し。ともに譲らず、試合はスターライト・キッドが叫女に沈められ、岩谷軍が敗北した。試合後、叫女は「今日は決まらなかったけど、新しい技で岩谷を名古屋に沈めます」と改めて宣戦布告した。

 挑戦者の自信の根拠は、生まれ育った尾張の国の大応援団だ。「両親や親戚がたくさん来てくれるんです。今回はマイクロバス2台分です。名古屋でシングル王座に挑戦するのも4回目。今まで全部負けてるけど、もうぶざまな姿は見せられない。会場はほとんど私の応援になると思うんで、今度こそ、勝ちます!」。この日は、抱え上げるまでで未遂に終わった新技の破壊力にも手応えをつかんでいる様子だった。

 これに王者は「確かに名古屋はアウェーになるかもしれない。叫女の人望のなせる技なんでしょうけど、いつも名古屋はすごい声援ですからね」と警戒。しかし「でも、私にも経験がありますから。いろんなアウェーを最近立て続けに経験したので。それに比べれば、問題ないですよ」と笑みを浮かべた。

 確かに昨年から“敵陣”での戦いが多かった。まずは昨年4月に米ニューヨークのマジソンスクエア・ガーデンに乗り込んで、当時保持していたWOH王座の防衛戦を敢行。12月にはディアナのエース・Sareeeの自主興行に出場しタッグで激突した。そして、今年1月4日には新日本プロレス・東京ドーム大会でダークマッチにも出場している。

 海外に他団体、果ては男子プロレス団体と、これ以上ない“敵地”を続けて味わった経験さえあれば、名古屋で吹き荒れるであろう逆風もそよ風程度でしかないということか…。地元での初戴冠を目指す叫女を、スターダムのアイコンは撃退できるか。

 また、この日は24日のエディオンアリーナ大阪・第2競技場大会での自主興行で引退する花月(27)が「引退全員掛け」に臨んだ。

 一人あたり1分1本勝負で、立て続けに入場してくる25人の相手と戦い続けた花月。途中で松本浩代(34)が登場するサプライズもある中、ヘトヘトになりながら戦い抜き、結果は5勝3敗17分けだった。試合後は、自らが率いた極悪ユニット「大江戸隊」の一員・刀羅ナツコ(29)を呼び寄せ、愛用していた十手を差し出して「この十手を受け取るなら、それなりの覚悟を持って受け取ってください」とリーダーの座を“継承”。最後はリングに上がった所属選手から胴上げされた。