女子プロレス「スターダム」のシングルリーグ戦「5★STAR GP」の優勝決定戦(22日、東京・後楽園ホール)で、木村花(22)が小波(23)を破り悲願の初優勝を果たした。

 花はこの日のレッドスターズ公式リーグ戦で葉月(21)をタイガーリリー(ミサイルキックからのパッケージドライバー)で下し、勝ち点を10に伸ばした。この結果、3人が10点で並んだが、直接対決の結果で優勝決定戦に進み、ブルースターズ1位(勝ち点11)の小波と激突した。

 ゴング前に小波の奇襲に遭って主導権を握られたが、脳天砕き5連発で盛り返す。その後は一進一退の攻防の末、原爆固めからトライアングルランサーにこられたところを、ハイドレンジア(グラウンド卍固め)で捕らえてギブアップを奪った。

 表彰式で優勝者の証しである王冠、ガウン、トロフィーを贈られると童謡「きらきらぼし」のメロディーで「キラキラ光る私の5★STAR」と歌い、「優勝したぞ。ありがとう」と喜びを爆発させた。「でもね、これがゴールじゃない。リーグ戦勝ってやりたかったこと。ビー・プレストリー、カムヒア」と呼びかけ、ビー・プレストリー(23)の持つ赤いベルトことワールド王座への挑戦を表明。王者も受諾した。

 花は「今日の試合で弱点が分かったので、それを潰して王者になりたい」と目を輝かせた。