女子プロレス「スターダム」の“ビッグルーキー”こと林下詩美(20)が22日、憧れの人から“オファー”を受けたことを告白。渡辺桃(18)と保持するゴッデス王座のV2戦(27日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)に向けてモチベーションを高めた。

 挑戦者にジャングル叫女(27)、刀羅ナツコ(27)組を迎える一戦に向け「必ず勝ちますよ!」とやたら気合が入っている。キッカケは17日のプロレス大賞授賞式だ。新人賞に輝いた詩美は、技能賞を受賞した新日本プロレス内藤哲也(36)との接触に成功した。

 実は中学生のころから大ファンで、同じ選手という立場ながら勇気を出して「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)のファンでした」とあいさつした。

 すると内藤は“神対応”を見せたという。「『じゃあ、LIJの新パレハ候補にするよ』って言われたんですよ。だから正式メンバーになるためにも頑張らなくちゃいけない。ベルトを落とすわけにいかないんです」。感激エピソードを語る表情は、すっかり乙女のものだった。

「本当にプロレスラーになって良かった…」。まだ少し夢見心地なのが気になるが、肝心の試合について「向こうはチーム内でケンカしたりしてますから。こちらが強さも絆も勝っているっていうのをしっかり見せたい。誤爆とかしないようにします」と力強く話した。

 現在4冠王。正式なパレハとなる日を目標に突っ走る。