【すっぴんトーク1本勝負!】いつか話さなきゃって思っていましたが、その時が来たようですね。林下詩美の快挙、東京スポーツ新聞社制定「2018年度プロレス大賞」新人賞受賞についてです。

 詩美は練習生のころから感情をあまり表には出さず、黙々と何でもそつなくこなす印象でした。できないことも2~3回練習すればできるようになる。性格的には、好きなことの話にはテンション「100」、興味ないことはテンション「0」。とにかく極端です。ただし恵まれた体に抜群の運動神経、それに「ビッグダディの娘」という話題性まで持ち合わせた大型ルーキーでした。

 新人賞受賞は妥当だと思うし、異議なしです。むしろ同じ団体内から受賞者が出たので、こんなにうれしいことはありません。「おめでとう」って素直にお祝いしてあげなきゃいけないところなんだろうけど…。申し訳ないけど、私は心の底からお祝いできる懐を持ち合わせていません。

 8月12日にデビュー戦の相手を務め、引き分け。徹底的に叩き潰しにいったリーグ戦「5★STAR GP」でも引き分け。そして11月に直接フォールを取られ、持っていたタッグのゴッデス王座を奪われました。その瞬間はプロレス人生のドン底。涙でにじんで見えた後楽園ホールの天井を、生涯忘れることはないと思います。

 この悔しさ、屈辱をいつか晴らすその日まで、今のうちにジャングル叫女をバカにするだけしたらいい。かわいくないその態度と長く伸びた鼻をへし折ってやるのが楽しみです。それができるのは私しかいないわけですから。逆に本当の挫折と屈辱を味わわせないといけない相手。それが林下詩美です。あえて最後に言わせていただきます。新人賞おめでとう。