女子プロレス「スターダム」の“ビッグルーキー”こと林下詩美(20)に、早くも2冠のチャンスが訪れている。

 15日の神奈川・横浜ラジアントホール大会では渡辺桃(18)、小波(22)とのトリオで6人タッグのアーティスト王者、岩谷麻優(25)、鹿島沙希(25)、中野たむ組に挑戦。年内最終戦となる24日の東京・後楽園ホール大会では渡辺と保持するタッグのゴッデス王者として、岩谷、鹿島組との初防衛戦に臨む。

 林下は「2冠王として2018年を締めくくり、ベルトを持って新年を迎えます」と目標を掲げ、標的を1人に絞った。「(シングルのリーグ戦)5★STAR GP決勝で負けているので、岩谷麻優にしか興味がない」

 別の理由もある。姉の柔美(よしみ)さん(22)が大の岩谷ファンなのだ。「いつも『かわいいし、輝いている』って言うんです。私が負けた時も悲しくなかったみたいで。身内なんだから、私が一番じゃないと。だから絶対に負けられない」と語気を強めた。

 新たな勲章を加えることができるか注目だ。