23日のスターダム、東京・後楽園ホール大会で、デビューからわずか約3か月で“ビッグルーキー”こと林下詩美(20)が初のベルトを戴冠した。

 詩美はこの日、タッグリーグ戦を制したパートナー・渡辺桃(18)と組んで、ジャングル叫女(27)、刀羅ナツコ(27)組の持つゴッデス・オブ・スターダム王座に挑戦。初のタイトル戦ということもあって緊張気味に入場すると、中盤までは苦しい展開に。それでも要所で父の“ビッグダディ”こと林下清志さん直伝の柔道殺法を繰り出し、反撃の機会を待った。

 チャンスが訪れたのは開始から20分が近づいたところだ。パートナーの渡辺桃が叫女にテキーラ・サンライズを決めたところで原爆固め、アルゼンチン式背骨折りから旋回させつつ前に落とす新技を決めて3カウントを奪った。デビュー戦の相手だった叫女から初めて3カウントを奪いベルトを奪取した詩美は「デビューしてから3か月でベルトを取ることができました! ジャングル叫女、今日はタッグで私たちが勝ったけど、もう一度、シングルで戦いましょう」と絶叫。さらに「私をクイーンズ・クエスト(QQ)に入れてほしいです」と、渡辺に直訴し、加入も認められた。