女子プロレス「スターダム」12日の東京・後楽園ホール大会で「5★STAR GP」に向け、早くもゴングが鳴らされた。

 この日は極悪軍団「大江戸隊」のリーダーでワールド・オブ・スターダム王者、花月(26)の10周年記念大会として開催され、メインでは岩谷麻優(25)を下して2度目の防衛に成功。第3試合終了後にはGP出場メンバーが正式決定しており「花月様の覚悟がお前の覚悟を上回っていたということだ。岩谷、お前とは別ブロックだけど、悔しかったら決勝まで出て来い」と優勝決定戦(9月24日、後楽園)での再会を要求した。

 するとここでセミのワンダー王座戦で鹿島沙希(25)を退け4度目の防衛に成功した渡辺桃(18)が登場。史上最年少優勝を宣言すると大江戸隊の葉月(20)、林下詩美(19)と引き分けたジャングル叫女(27)らもリングインして優勝を誓った。

 強引にまとめざるを得なくなった花月は、GPに大抜てきされた詩美を呼ぶと「新人らしくねえ新人、お前が締めろ」と1時間前にデビューしたばかりのルーキーに託し、詩美が「We are STARDOM!」のマイクで最後を締めくくった。王者からデビューしたての新人まで名を連ねた今年のGPは例年以上に大混戦となりそうだ。

「5★STAR GP」出場選手は次の通り。▽ブルースターズ=岩谷、鹿島、渡辺、葉月、夏すみれ、ケリー・クライン、ニコル・サボイ、ジェミー・ヘーター▽レッドスターズ=花月、叫女、小波、中野たむ、刀羅ナツコ、レイチェル・エラリング、キンバ・リー、詩美。