女子プロレス「センダイガールズ(仙女)」19日の東京・後楽園ホール大会で、メインのワールド王座戦は、王者の橋本千紘(25)が浜田文子(37)に敗れ、王座から陥落した。

 レスリング時代の大応援団から声援を受けた王者はパワーを武器にねじ伏せにかかるが、さすがに百戦錬磨のベテランは一筋縄ではいかなかった。18分過ぎには必殺のオブライト(ジャーマン)を放つも、これを1回転して阻止されると、スピンキックが顔面に。最後はAPクロスに沈んだ。

「翻弄された部分がありました。ここからまた、自分がさらに一歩進歩するところなのかな…」。これまで3度も王座に就きながら今回はV2でストップ。またもや初代王者の里村が保持する最多防衛記録のV3に並ぶことができなかった。2016年度の東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞「新人賞」を受賞した怪物に、厳しい現実が突き付けられた。