6日の女子プロレス「センダイガールズ」後楽園ホール大会で、東京スポーツ新聞社制定2016年度プロレス大賞で新人賞を受賞した橋本千紘(24)がセンダイガールズワールド王者アジャ・コング(46)に勝利し、ベルト奪還に成功した。

 試合開始早々にレスリング仕込みのタックルを仕掛けるなど積極的に前に出たが、一斗缶攻撃などベテラン王者のラフ攻撃に苦しんだ。それでも何とか猛攻をしのぎ、最後は必殺の原爆固めで3度ぶん投げて3カウントを奪った。

 1月10日の新宿大会でベルトを奪われたアジャに対し、わずか3か月でリベンジ。その力の源となったのは「お皿」だという。今年に入って一人暮らしを始めた橋本は「一人になってから“女子力”がメキメキ上がってます。自炊もしてます。でも何より今、かわいいお皿を集めるのにはまっているんです。ヨーロッパ製の花柄のやつとか。疲れてる時に、かわいいお皿を見てると癒やされる。料理もおいしくなって食欲も増しますしね。私の力の源です」。

 今後の目標には「私、福井出身なんですけど、なかなか女子プロレスは福井まで試合に来てくれなくて…。小さいころから女子プロレスに来てほしいって思ってたんです。だから私が福井で防衛戦をしたいんです」と凱旋マッチを掲げた新女王。試合後には松本浩代(31)ら3選手から挑戦を表明されたが、夢の凱旋がかなうその日まで女子力を磨きつつ防衛を重ねるつもりだ。