センダイガールズプロレスリングが8日、都内のJWP道場で強化合宿を公開した。
長州力が行ったサイパン合宿にヒントを得た里村明衣子(37)が「環境を変えることは刺激になるし、団結力も高まる」との理由で、今年から年4回の合宿開催を決めた。今回が第1弾で、6~9日の日程で所属の全5選手が参加。コーチ役に総合格闘技でも活躍したアレクサンダー大塚(45)を招き、寝技と関節技中心の指導を受けた。
中でも気合十分だったのが、東京スポーツ新聞社制定「2016年度プロレス大賞」で新人賞を受賞した橋本千紘(24)だ。ヒザ十字や裸絞めのコツをつかむと、美女戦士・白姫美叶(20)相手にさっそく試し、手応えをつかんだ様子だった。練習後、橋本は「見よう見まねで関節技をやっていた部分があったし、最近はグラウンドの動きも読まれていたので、いいタイミングで勉強する機会に恵まれた」と充実の表情。新たな武器を手にしたことで「悔しさを引きずっている。自分が取られたから自分で取り返す」とアジャ・コング(46)に奪われたセンダイガールズワールド王座奪還に臨む決意を示した。
第2弾では今夏に本場タイでムエタイ修行を計画している。「スキルを高めて本番に臨ませる」という里村の狙い通り、仙女勢は団体総出でさらなる高みを目指す。