【センダイガールズ】里村が旗揚げ10年目の大バクチ

2016年11月03日 16時30分

旗揚げ以来初めてメーンの座から撤退する里村

 センダイガールズプロレスリングの里村明衣子(36)が、旗揚げ10年目で最大のバクチに打って出る。

 

 里村は10月16日の仙台大会で日大レスリング部出身のルーキー・橋本千紘(24)に敗れ、センダイガールズワールド王座を失った。9日には今年最後の後楽園大会を開催するが、旗揚げ以来初めてメーンから撤退。橋本の初防衛戦に“主役”を譲った。しかも挑戦者は同じキャリア1年のカサンドラ宮城(年齢非公表)。ルーキー同士が聖地のメーンを張るのは、男女を問わず異例となる。

 

「団体を始めて最大のバクチになります。後楽園は日本で一番目の肥えたお客さんが集まる場所。そこで2人がどんな反応を呼ぶか。今の女子プロ界は5年のスパンじゃ長過ぎる。1年でトップに食い込んでもらわないと会社は活性化しない」。“東北一堅実な女社長”の異名を取る里村が勝負を仕掛けた格好だ。

 

 確かに世代交代が遅々として進まない女子プロ界で、橋本の戴冠は衝撃的だった。里村自身もデビューから初戴冠まで6年を要している。これを機に橋本、宮城に白姫美叶(20)を加えた“仙女3銃士”に責任感を持たせ、早くから団体の未来を担わせる構えだ。

 

 もちろん“横綱”と呼ばれる以上、まだまだ第一線から退くつもりはない。後楽園大会ではセミで同期の浜田文子と組んでアジャ・コング、松本浩代組と激突。「近年にないくらい良いコンディションを保っている。来年早々にでもタイトルを取り戻したい。世代交代を促すには壁が必要。その壁になる」と誓いを新たにしていた。