仙台女子プロレス驚異のルーキー・橋本千紘(24)が野望を激白した。16日の仙台大会で里村明衣子(36)からセンダイガールズワールド王座を奪取。デビューから1年で戴冠の快挙を達成した、初の名門日大レスリング部出身女子レスラーの見据える先は――。

 ――久々の衝撃だった

 橋本 負けるとは思っていなかった。キャリア21年の大先輩とはいえ同じ人間です。でもまだ、里村さんを超えたとは思っていません。

 ――仲の良いリオ五輪レスリング女子48キロ級金メダルの登坂絵莉(23=東新住建)から連絡は

 橋本 ツイッターで「おめでとう」と(笑い)。

 ――最後の危険なジャーマン3連打は圧巻だった

 橋本 絶対あれで勝とうと決めていた。毎日5~6時間練習しますが、直前はジャーマンの反復とブリッジを徹底的にやった。必殺技になったという自信はあります。

 ――初防衛戦は11・9後楽園大会のメーンだ(VSカサンドラ宮城)

 橋本 今は誰が相手でも負ける気がしない。前回の後楽園はレスリング時代の友人や先輩が100人ほど来てくれた。今回はもっと来てくれると思うし、恥ずかしい試合はできません。

 ――決戦前に読みふけっていた本があったとか

 橋本 矢野通先輩(38=新日本プロレス)の本です(「絶対、読んでもためにならない本~矢野通自伝」)。感動しました。試合直前の心境とか共感できる部分が多く、ためになりました。

 ――悪役になるのか

 橋本 それはないです(笑い)。

 ――どんな王者に

 橋本 化け物みたいなチャンピオン。永遠に負けない最強の女を目指します!