世Ⅳ虎復帰表明に里村激怒!シードリングと絶縁も

2016年01月13日 16時00分

高橋奈七永(手前)のセコンドに就いた世Ⅳ虎(右)

 昨年5月に引退した世Ⅳ虎(よしこ=22)が女子プロレス団体「シードリング」に登場し、現役復帰を表明したことが12日、プロレス界に大きな波紋を広げた。昨年6月14日に引退セレモニー(東京・後楽園ホール)の場を用意した古巣の「スターダム」からは「仁義に反する」とその姿勢を問う声が上がると、女子プロレス界の“横綱”こと里村明衣子(36=センダイガールズ)は大激怒。シードリングとの“絶縁”も示唆した。

 

 世Ⅳ虎は11日に後楽園で行われた女子プロレス「シードリング」の高橋奈七永(37)対田中将斗(42)の試合中に電撃登場。大会後は本紙の直撃に「また気持ちがよみがえりました」と現役復帰への思いを激白した。とはいえ、誰もが寝耳に水の事態。一番衝撃を受けたのは約4年4か月の間在籍したスターダムだ。

 

 ロッシー小川社長(58)は「私が知る由もない。このタイミングで現れるのかっていう感じです。ただ、うちは5年の歴史の中で選手がそれぞれ行動しているので、これについて何も言う筋合いはない」と語った。ただ昨年5月31日付でスターダムから引退を発表していることから「今度やるリングでどう釈明するかじゃないか」と付け加えた。

 

 一方でプロレス界に導いた恩人で、誰よりも復帰を臨んでいた風香GM(31)は「輝いてもらいたいし、やりがいがある道を歩んでほしい気持ちはありますが…スターダムに連絡もなく話が進んでいたことにショックです」と肩を落とした。さらに「仁義を大切にしていた子なので、そこは通してほしい。まだ若い子なので、周囲に言ってあげる人がいなかったのかと残念な気持ちがあります」と、義理を欠いたと映る行動には不快感を示した。

 

 また、昨年2月22日の後楽園大会で世Ⅳ虎との試合が“凄惨マッチ”になり、昨年12月23日に現役引退した安川惡斗(29=顔写真)は「プロレスが好きなのは知っていたし、戻ってくることはいいことだと思います」と歓迎しながらも「世Ⅳ虎さんも奈七永さんも、復帰する時は筋を通した大人の対応をされると信じています」と慎重に言葉を選んだ。

 

 他団体の選手にも波紋は広がっている。11日の後楽園大会に出場した里村は「私は本当に怒っています。あの登場の仕方はないんじゃないですか? 人として筋違いのことをやってしまいましたよ」と珍しく声を荒らげた。スターダムとも交流があることから、昨年8月に旗揚げしたシードリングに参戦する際に「世Ⅳ虎が上がることはない」という確約をもらい、協力してきた経緯がある。

 

 だからこそ「これがまかり通って誰もが黙っていたら、プロレス界の全員が人間性を疑われる。もし復帰するなら、私はもう(シードリングと)かかわることはないと思う。団体がやっていくのも難しいのでは。高橋選手の責任もあると思いますよ」と“絶縁”をチラつかせながら詳しい事情説明を求めた。

 

 世Ⅳ虎の復帰は、まだまだ波乱含みだ。