【プロレス大賞】NY滞在中に吉報届いた里村

2013年12月10日 16時00分

ニューヨーク滞在中の里村はおのぼりさんのような格好で笑顔を見せた

 

プロレス大賞 女子プロレス大賞 里村明衣子

 

 女子プロレス大賞に輝いた里村明衣子(34=センダイガールズプロレスリング)は、何と旅行先の米国・ニューヨークで初受賞の報を聞いた。

 

「ホントですか? やったー!」。深夜2時、叫び声を上げると、里村は滞在するホテルのベッドに倒れ込んだ。涙でしばらく言葉が出ない。「19年プロレスをやっていてこんなに大きな賞をいただくのは初めて。うれし泣きしたのも久しぶりです。ありがとうございました!」。選考委員からは「地道に選手を育て、東京から離れているというハンディにもめげず、しっかりしたプロレスを見せた」「見事に世代交代を遂行している」などの声が上がり、1回目の投票で過半数の12票を集めた。

 

 里村は10・17後楽園大会で「重鎮軍対新星軍8対8勝ち抜きマッチ」を行い、女子プロ界のレジェンドと新星が一堂に会した画期的な大会を実現させた。これも評価の対象となった。「構想から1年。交渉は5か月かかった。厳しかったけれど絶対実現させなければならない大会でした」と里村は声を弾ませた。

 

 仙台に道場を構えて7年。厳しい練習とストイックな指導に耐えられず何人もの選手が辞めていった。「プロレスラーはまず練習ありき。うちは育て方も確かに厳しいです。でもレベルを下げることはしたくない。今後もそれは変わりません」(里村)と決意を新たにした。

 

 地元・仙台は楽天イーグルス初の日本一に沸いたばかり。「仙女も何千人、何万人集められるような団体にしたい。どうやったらプロレスの人気が世間一般でも通用するようになるのか。来年も大きなことを仕掛けるつもりで前を向いていきます」。ニューヨークでは4つのジムを回り、ケトルベルや天井から張ったロープを使うTRXトレーニングなどを学んでおり、11日に帰国する予定。「筋肉痛で体がパンパンです。でも最高の1年になりました」。2014年も仙台から頂点を目指す。