女子プロレス界の横綱・里村明衣子(39)率いるセンダイガールズが年内最後の後楽園ホール大会(11月12日)で10チーム参加の「ロイヤルタッグトーナメント」を開催することが17日、明らかになった。参加チームは19日の東京・新木場1stRING大会で発表される。

 里村は「詳細は新木場大会まで明かせませんけれど、最強を決めるワンデータッグトーナメントになると思います。2チームがシード扱いで、1回戦から戦う8チームは決勝まで4試合を戦わなくてはいけない。かなり過酷な戦いになる。私も最強のパートナーを考えています」とだけ語った。

 この日の時点では13日仙台大会でワールドタッグ王座を奪還した「令和アルテマパワーズ」こと“裏番長怪獣コンビ”のDASH・チサコ、(31)松本浩代(33)組、同大会でワールド王座を奪還した怪物・橋本千紘(27)と、英国のプロレスリングEVEに所属する優宇(年齢非公開)の「チーム200㌔」の参戦が決定している。

 その他にも総帥・里村を筆頭に、前ワールド王者のSareee(23=ディアナ)、8月に世界最大の総合格闘技団体UFCからプロレス復帰を果たした後、仙女に参戦している朱里(30)、ベテランのアジャ・コング(49)ら常連組もそれぞれ最強のパートナーを用意して参戦するものとみられる。また前ワールドタッグ王者のミリー・マッケンジー(19)、チャーリー・エヴァンス(22)組の参戦も予想される。

 とりわけ強烈な存在感を放つのが橋本と、単独海外修行を続けて急台頭した優宇の「チーム200キロ」だ。橋本88キロ、優宇90キロで、女子プロでは異例の「動ける巨体」を誇る大型チーム。合計178キロで、まだ200キロには及ばないが、そこらへんの男子校ラグビー部プロップ陣など簡単に蹴散らしてしまいそうだ。決戦まであと1か月あるだけに、両者で22キロの増量も夢ではない。

 橋本は「合うたびに体重が増えていく(注・それも問題だが…)。合計体重が200キロまで達した時には、本当にすごいものをお見せできると信じてる。チーム200キロが初代王者となって歴史に名を刻みます!」と胸を張りつつ「ぎゅん!」のポーズを決めた。

 優勝となればその後は「チーム220キロ」「チーム250キロ」など“体重変動相場制”になる見込みだが、お互いに嫁入り前なので200キロジャストくらいにとどめておいたほうが無難だろう。人生は長い。

 とにかく女子プロ最強タッグを決めるといっても過言ではないワンデータッグトーナメント。まずは新木場大会での正式発表が待たれる。

 また新木場大会開催前(午前11時30分~同50分)には、現在負傷欠場中の岩田美香(23)「復活応援プロジェクト」として、2ショット撮影会(参加費1000円)が行われる。