女子プロレス「センダイガールズ」の里村明衣子(39)が、DDT完全制圧を宣言した。

 21日に橋本千紘(26)、DASH・チサコ(30)とのトリオでDDTのKO―D6人タッグ王座を獲得。試合後にはタレント兼プロレスラーの赤井沙希(32)が挑戦を表明した。里村は「自分から言うのを待っていた。女子一人でDDTに参戦して、彼女の胸中というか葛藤みたいなものが分かるから」と受け止める。

 赤井が壁に当たった場面にも立ち会った。ミスタープロレスこと天龍源一郎が赤井と初トリオを結成し、里村と対戦した2015年8月23日の両国大会。天龍から「何で、もっといかない!」と激怒された赤井が試合後に号泣した試合だった。

 だからこそ里村は「あの時も思った。とんでもない体格とポテンシャルを持ちながら、突き抜けられずにいると。見た目よりストロングスタイルの女子を連れて来い!」とメッセージを送った。

 DDTでは昨年8月、女子として初めて無差別級王座を奪取。6人タッグに続きタッグ王座も手にすれば、KO―D王座の完全制覇となる。22日から沖縄特訓を行った里村は「タッグも? 行けるところまで行きますよ」と不敵な笑みを浮かべた。