スターダムの12日の東京・後楽園ホール大会で、ワールド・オブ・スターダム王者・花月(26)が挑戦者・岩谷麻優(25)を撃破して、2度目の防衛に成功した。

 2008年にセンダイガールズでデビューして、この日が10周年記念大会。極悪軍団・大江戸隊のリーダーとしてメインのリングに立った。相手はWWEに移籍した紫雷イオ(28)の後継者として期待がかかる岩谷だ。

 王者は開始からわずか3分で、南側客席最上部のさらに上にある放送ブースの階段から挑戦者の首をつるす。そのまま岩谷は通路へ落下。得意の極悪殺法で先手を打った。

 その後は壮絶な顔面の蹴り合いとなり、10分過ぎにはハイキックの相打ち。両者ダウンで試合は振り出しに戻る。岩谷は必殺のドラゴンスープレックスで流れを変えに出る。水色の毒霧噴射もかわして再度の飛龍弾。しかしこの日、4度目の飛龍弾はチョークスラムで返されてしまう。

 ここで花月が一気に出た。大江戸コースター(火の鳥スプラッシュ)を鮮やかに決めると、ブロックバスターからこの日3度目の大江戸コースター。完璧な3カウントを奪ってV2を決め、10周年の記念大会を締めくくった。

「ざまあみろ。お前の覚悟より花月様の覚悟が上回っていたってことだ。悔しかったら次の5☆GP。別のブロックから勝ち上がってこい!」と18日の東京・新木場1stRING大会でから開幕する「5☆STAR GP 2018」決勝戦(9月24日、後楽園)での再戦を提示した。

 またセミのワンダー・オブ・スターダム選手権は、王者・渡辺桃(18)が鹿島沙希(25)を退けて4度目の防衛に成功した。