【ノア】GHC王座V2戦の杉浦 3冠も狙う挑戦者・丸藤に「『中途半端だった』って思わせてやる」

2018年05月02日 16時30分

丸藤戦必勝を誓った杉浦

 ノアのGHCヘビー級王者・杉浦貴(47)が1日、2度目の防衛戦(29日、東京・後楽園ホール)で迎撃する丸藤正道(38)に対し、鋭いけん制球を放った。今回のGHC戦が決定した翌日、丸藤は全日本プロレス春の祭典「チャンピオン・カーニバル」を初制覇。24日の全日本後楽園大会で3冠ヘビー級王座挑戦まで決まったのだ。さすがのハレンチ王も強欲すぎる挑戦者の姿勢に疑問符を投げつけた。

 杉浦はノア4月29日の新潟大会で小峠篤司(32)の挑戦を退けて初防衛に成功すると、試合後に丸藤から挑戦を表明された。正々堂々たる意思表示を王者も快諾。29日の後楽園大会で激突することが決まった。

 この日、都内の事務所で行われた二夜明け会見には、額を4針も医療用ホチキスで縫合した姿で出席。小峠の頭突きにより大流血したためで「最初は物足りない感じがしたけど、強い相手だったね。(試合後に病院で)麻酔を打ってからすぐにバチンバチンとやられたから、麻酔が効いてなくて痛かった…。デスマッチをやる人はこういう感じなんだなって」と痛々しい体験を交えてV1戦を振り返った。

 さらに額に傷を負ってからは、やたらと他人の視線を感じるという。本人は「スター選手の証明だな…」と勝手に解釈しているものの、実際はただでさえ人相が悪いうえに目立つ場所に傷ができたことで「ギョッ」と驚かれた後に視線をそらされているのが実情だ。

 しかも次期挑戦者の丸藤はカーニバルを初制覇し、GHC戦のわずか5日前となる24日の全日本後楽園大会で3冠ヘビー級王者・宮原健斗(29)への挑戦がこの日、正式決定した。これについて杉浦は「GHCを懸けて戦うことについては素晴らしいものを提供したいけど、彼が向こう(全日本)でやることについては何も興味ない! 俺に関係ないし」と吐き捨てた。

 内心、面白くないのは事実だ。「戦友」と呼ぶ丸藤と方舟の至宝を懸けて戦うのは今回が3度目で特別な思いがある。「GHCに集中してほしい」という思いが本音だろう。「欲張りだよね。二兎を追う者は何とか言うだろ。そういうことなんじゃない? 俺との試合で『中途半端だった』って思わせてやる」。やるべきことは天才の野望を打ち砕くこと。ハレンチ王は史上初となるGHCと3冠の同時戴冠を絶対に阻止する覚悟だ。