【ノア】中京高の後輩・宇野が銀メダル 王座奪還狙う杉浦に「五輪吉兆」?

2018年02月22日 16時30分

王座奪還を誓う杉浦

 ノアのハレンチ王・杉浦貴(47)が21日、後輩の快挙を糧に王座奪還を誓った。3月11日横浜文化体育館大会でのGHCヘビー級王者・拳王(33)への挑戦に向け、平昌五輪フィギュアスケート男子で宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が銀メダルを獲得したことを「吉兆」ととらえている。8年前を思い出してのものだが、いったいどういうことなのか。

 この日の杉浦は、笑顔が絶えなかった。そして「宇野クンは強心臓ぶりがすごいね。転んでも笑ったっていうし。しかも同じ学校出身だから、メダルはうれしい限りだよ、うん」と声を弾ませた。杉浦は愛知・中京高(現中京大中京高)出身で、宇野も同校出身。世代はかなり離れており、もちろん直接の面識などないが、都合のいい時だけ母校愛を強調するのもこの男らしい。

 しかも、これがGHC奪還への追い風になると勝手に解釈している。2010年のバンクーバー五輪フィギュアスケート女子では、同校出身の浅田真央(27)が銀メダルを獲得。当時GHC王座を初戴冠したばかりだった杉浦は後輩の活躍を喜び、その後にV14のGHC史上最多防衛記録樹立につなげたからだ。そのため「あれからもう8年か…。今回、俺の中ではもう大丈夫と思っていても、周りからはベルトを巻いた時が完全復活と見られる。だからその姿を見せたい」と昨年の心臓手術を乗り越え、戦いの最前線に戻ったことを証明する決意だ。

 王座奪還に成功すれば現IWGPインターコンチネンタル王者・鈴木みのる(49)の46歳8か月を上回り、47歳9か月でのGHC史上最年長戴冠記録樹立となる。冬季五輪史上最多となる8度目の出場を果たしたノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明(45=土屋ホーム)が現役を続け、4年後の北京五輪でのメダル獲得を目標にしている事実と重ね合わせ「ボクらのメダルと言ったらチャンピオンベルト。競技を続けている限り、ベルトを目指す気持ちがなくなったら引退だと思うし、俺だってレスラーとしての価値がなくなる。井上雅央とは正反対だから、ベルトを目指すのは当然」と強調した。

 杉浦もかつてはレスリングで五輪を目指していただけに、この日は平昌五輪の話題一色となったが、最後に「拳王は素晴らしいチャンピオンだと思うので、一チャレンジャーとして正面に立ちたい」と謙虚な言葉を口にすると、スピードスケート女子団体追い抜きをテレビ観戦するため、足早に帰路に就いた。