ノア6日後楽園大会のGHCヘビー級選手権の調印式が5日に行われ、王者・拳王(33)と挑戦者・清宮海斗(21)が新世代決戦に腕をぶした。

 昨年12月にGHC初戴冠を果たした拳王は「(団体創始者の)三沢(光晴)さんに関わりのないヤツが初めてチャンピオンになり、三沢さんにか関わりのないヤツら同士の初めてのタイトルマッチ。てめえらの想像もつかないすげえ試合をしてやる。1年足らずのグリーンボーイに負けるわけがない。さらに上を目指していく」とV1に自信をのぞかせた。一方の清宮は同じく12月に約半年のカナダ武者修行から凱旋帰国し、いきなりのGHC挑戦。「体重も力も強くなりましたし、気持ちも向こうでハングリー精神を学べたので。勝つ自信はあります。半年前の俺とは違う」と、史上最年少での同王座奪取を誓った。

 拳王は昨年6月福島・郡山大会で清宮の武者修行壮行試合の相手を務め、12分17秒で勝利を収めている。「俺の方が険しい道のりを歩んできた。壮行試合よりもっと短いタイムで叩き潰してやるよ」と、短期決着を予告。それでも挑戦者は「それだと海外に行った意味がないので。海外行く前に(拳王が)『行ってる間にトップになる』と言っていて。尊敬してますけど、僕は成長しているので、拳王さんに負けるつもりはない」と闘志を燃やした。