【ノア】心臓手術の杉浦が復帰戦とド迫力勝利 GHC戦線殴り込みを宣言

2017年10月29日 00時01分

中嶋勝彦(左)の顔面を蹴り上げる杉浦貴

 心臓の手術のため欠場していたノアの杉浦貴(47)が28日、東京・後楽園ホール大会で約4か月ぶりに復帰した。タッグマッチで前GHCヘビー級王者の中嶋勝彦(29)と対戦すると、復帰戦とは思えない暴れっぷりで勝利。いきなり完全復活を証明し、早期のGHCヘビー級王座奪還を目指すことを表明した。

 正パートナーの拳王(32)と組み、中嶋、LEONA(24)組と激突。引き締まった筋骨隆々の体で登場して会場をどよめかせると、試合では杉浦ワールド全開だった。

 拳王とこぶしを合わせ先陣を切ってリングに立つと、8月26日までGHC王者だった中嶋と対峙。大「杉浦」コールの後押しに気合十分で、前蹴り合戦、エルボー合戦でも一歩も引かない。続く場外戦では中嶋を捕らえ、あえて内田雅之会長(55)が座る本部席に叩きつけるというダークサイドな一面も健在だった。

 その後も中嶋のミドルキックを仁王立ちで耐えるなど、約4か月ぶりの実戦とは思えない激しい試合を展開。最後はLEONAを五輪予選スラムで沈め、復帰戦勝利を飾った。試合後はマイクを握り「おい、内田! ちょっとしゃべらせろ」と悪態を突いたかと思いきや、ファンには「病院で心臓の毛を2~3本抜いてきました。このリング、後楽園の空間、最高です。ここが俺の生きる場所。ここで生きざまを見届けてほしい」と呼びかけた。

 GHC王者だった2010年8月から不整脈を患い、今年6月から心房細動治療のため欠場。7月14日にカテーテル手術を受け、リハビリに励んできた。47歳を迎えたタイミングで体をメンテナンスしたのも、まだまだトップ戦線でやり続ける覚悟にほかならない。

 復帰戦で完全復活を証明したことで、次なる目標は定まった。「今はリーグ戦をやってるから余計なことを言うのはあれだけど、もう一度てっぺんに立つだけ!」と語気を強めた杉浦が、方舟マットの勢力図を一気に塗り替えそうだ。