ノア「グローバルリーグ戦2017」が14日、東京・後楽園ホールで開幕し、Aブロックでは天才・丸藤正道(38)が勝利し、2年ぶり2度目の優勝に向け好発進した。

 シングル無敗の潮崎豪(35)を相手に、開始わずか3分だった。串刺し式の虎王をアゴに命中させると、潮崎はダウン。これで相手の動きを止めた。その後は猛攻をしのぐと、15分すぎに前と後ろから虎王3連発。最後はタイツをまくり上げ、ヒザをむき出しにしての4発目で勝利した。「危ないから普段はやらないけど、KOしたかと思ったのに立ってきた。これをやるしかないだろ!?」

 今年は他団体にも積極的に進出した。垣原賢人復帰戦(8月14日、後楽園)ではレガースをつけて初のUWFルールに挑戦。DDTマットではKO―Dタッグ王座を奪取し、工場プロレスにも初出場した。

 一方でホームのノアでは「グローバルタッグリーグ戦」優勝とGHCタッグ王座奪取とタッグ戦線で活躍したが、肝心のシングル戦線で結果を残せなかった。1日の横浜大会でも、約1年8か月ぶりのGHCヘビー級王座戴冠を狙ったが、王者エディ・エドワーズ(33)に敗れる結果となった。だからこそ「決勝(11月19日、後楽園)に立つのは俺だ」と力強く誓った丸藤。リーグ戦の主役は誰にも譲らない。